私たちについて
雨の夜のネオン街には、ときどき「まだ終わっていない人」の光が落ちています。
駅前の交差点では、赤や青やピンクの看板が濡れたアスファルトに反射していて、まるで街そのものが誰かを励まそうとしているみたいでした。コンビニの軒先では、透明なビニール傘たちが肩を寄せ合っていて、その姿は少しだけ「今日をなんとか生き抜いた会議」みたいでした。
私たちは、そんな夜に生まれた会社です。
うまく言葉にできない悩みとか、説明しきれない不安とか、「もっとこうなれたらいいのに」という願いとか。そういう輪郭の曖昧な気持ちに、ちゃんと居場所をつくりたくて集まりました。
だから私たちは、ただ機能を作るのではなく、「誰かの深呼吸になるもの」を目指しています。
たとえば、終電帰りのエレベーターの中で少しだけ救われる画面とか。
雨の日のスマートフォン越しに、「まあ、悪くないかもしれない」と思える体験とか。
世界を劇的に変えるわけじゃないけれど、靴の中の小石を一つ減らすみたいな仕事です。
ネオン街って不思議です。
眠らないように見えて、実はみんな少しずつ疲れています。
でもその疲れを隠しながら、ラーメン屋は湯気を出していて、ゲームセンターは電子音を鳴らしていて、自販機は「あったか〜い」を光らせています。
私たちも、そんなふうでありたいと思っています。
派手じゃなくてもいい。
誰かの夜道を、ほんの少し明るくできたらうれしいのです。
たぶん会社というのは、「利益を出す場所」だけではなくて、「誰かの明日を少しだけ歩きやすくする場所」でもあるのでしょう。
雨はまだ降っています。
でも、ネオンはちゃんと点いています。
そして私たちも、今日を照らす側でいたいと思っています。