サービス
深夜のネオン街では、いろんな光が働いています。
カラオケの看板は「今日は歌っていきませんか」と瞬きし、
24時間営業の中華屋は「とりあえず座っていきなよ」と湯気を出し、
コインランドリーは、くるくる回りながら誰かの生活を静かに立て直しています。
私たちのサービスも、そういう存在でありたいと思っています。
必要以上に大きな声では話さないけれど、必要な時にはちゃんとそこにある。
使った人の心が、少しだけ軽くなる。
「助かった」が自然に出てくる。
そんな体験を、雨粒みたいに静かに積み重ねています。
機能はもちろん大切です。
速度とか、設計とか、安全性とか、拡張性とか。
そういう真面目な骨組みがあるからこそ、人は安心して使えます。
でも、それだけでは足りない気もしています。
だから私たちは、ときどき「このボタンは夜中のコンビニくらい安心できるか」とか、「この画面は、雨の日の自販機みたいに優しいか」とか、そんな少し変な基準でも考えます。
だって、人は仕様書だけでは元気になれないからです。
サービスというのは、本当は「便利」のふりをしたコミュニケーションなのかもしれません。
遠回りを減らしたり、孤独を少し薄めたり、「自分だけが困っているわけじゃない」と思えたり。
ネオン街の明かりみたいに、誰かが気づかないうちに支えているもの。
私たちは、そういうものを作っています。
さて、外の雨はまだ止みそうにありません。
でもそれならそれで、傘が映える夜になります。